犬のハウストレーニングの必要性とは?

目安時間:約 11分

■犬のハウストレーニングの必要性とは?

 

 

ドッグトレーナーの「のあお」です。

 

 

みなさんの愛犬は、普段寝る場所や、ご飯を食べる場所はどこですか?

お留守番の時は、部屋をフリーにしていますか?

 

 

「本当はハウスの中がいいってことは知っているけど、

 なんだかかわいそうで・・・。」

という飼い主さんは多いのではないでしょうか?

 

 

本日は、ハウストレーニングの必要性を

 

・健康と睡眠

・しつけとの関係

・問題行動

・緊急時

・災害時

 

という観点から、お話ししたいと思います。

 

 

犬にとってハウスとは?

最初に、誤解してはいけないことですが、

ハウスは、犬に罰を与える場所でも、

閉じ込めておく場所でもありません。

 

 

ワンちゃんが、安心して過ごせ、リラックスできる場所です。

 

 

・ギャンギャン吠えてうるさいから罰として閉じ込める

・大事なものをかじって壊したから罰として閉じ込める

といった、間違った使い方をしないでくださいね。

 

 

ワンちゃんが、「大好き」で「安心して休める」、「くつろげる場所」

となるようにすることがハウストレーニングです。

 

 

健康と睡眠 【ハウストレーニングの必要性】

犬は、かつて横型の巣穴で暮らしていました。

 

 

ハウスを用意して巣穴を再現してあげることで、

犬は、安心して休める場所を得ることができます。

 

 

逆に、安心できる場所がなく、常に家の中をフリーにしていると、

犬は縄張り意識から、家全体を守ろうとします。

 

 

そうなると、犬は、「侵入者はいないか」、「危険はないか」と

常に、神経を研ぎ澄ませていなくてはなりません。

 

 

これって、相当なストレスがかかっているんですよね。

 

 

ハウスがあれば、縄張り意識も大きくならず、

安心して休める場所があるので

ストレスなく過ごすことができるというわけです。

 

 

さらに、犬には、欲求の階層というのがあります。

 

 

欲求の大きい順は、

①生命の安全

②食欲

③体の健康管理

④休息と睡眠

となっているようです。

(①>②>③>④です。)

 

 

なので、自分の安全が確保できないと、安心して休むことができません。

すなわち、安心して休める環境がないと、

十分な睡眠をとることができないというわけです。

 

 

十分な睡眠というのは、『時間』と『質』の両方です。

 

 

十分な睡眠をとれないと、犬は怒りっぽくなったり、精神的に不安定に

なりやすくなったりします。

また、睡眠が著しく足りず限界がくると、精神にも肉体にも異常がでてきて、

最悪の場合、死に至ることもあるようです。

 

 

精神や肉体に異常がでてしまった、死亡してしまったという話は、

あまり聞きませんが、健康と睡眠の観点から

犬にとって安心できる場所を用意することは、とても大切です

 

 

しつけとの関係 【ハウストレーニングの必要性】

犬は質の良い睡眠がとれないと、

しつけや訓練の効率が低下してしまいます。

(詳しくは、こちらをご覧ください⇒犬の睡眠としつけの関係

 

 

安心して休める場所がないと、犬は十分な睡眠がとれません。

 

 

十分な睡眠がとれないと、レム睡眠がとれないので、

結果として、しつけや訓練の効率が悪くなるというわけです。

 

 

問題行動 【ハウストレーニングの必要性】

安心して休める場所(ハウス)がないと、起こる可能性のある問題行動は、

①無駄吠え

②誤飲

③いたずら

④噛みつき

です。

 

 

【無駄吠え】

①の無駄吠えは、

ハウスがなく、家の中をフリーにしていると、

縄張り意識から家を守ろうと考えるようになります。

 

 

そうすると、家の前の道路に車が通る、

外から人の声が聞こえる、来客のチャイム

と言ったことに敏感に反応して、吠えて追い払おうと考えます。

 

 

その結果、無駄吠えに発展してしまいます。

 

 

【誤飲・無駄吠え】

②の誤飲や③のいたずらは、

食事の支度やお留守番など、愛犬を見ていることができないときに

部屋の中をフリーにしておくと、度々発生します。

 

 

愛犬がいたずらをして、食べてはいけないものを

誤飲してしまったり、家具などをかじってしまったり

という経験をした飼い主さんも、多いことでしょう。

 

 

犬にとって危ないものは、

高いところに置いて取れないようにすればいいと、考えるかもしれませんが、

犬は思わぬ行動をして取ってしまうこともあります。

 

 

このように、見ていることができないときは、

ハウスの中でゆっくり休んでいてもらうことで、

誤飲やいたずらの可能性を大幅に減らすことができます。

 

 

それが、結果として、愛犬を守ることにもつながります。

 

 

【噛みつき】

④の噛みつきは意外に感じるかもしれませんね。

 

 

犬も触ってほしくない時、ゆっくりさせておいてほしい時があります。

 

 

このとき、ハウスなどの安心できる場所、ゆっくりできる場所がないと、

犬は部屋の隅でじっとしているか、

現状、一番安心できる人の近くや、膝の上にいようとします。

 

 

このような、ゆっくりしたい、一人になりたいという時に、

しつこくさわったり、しつこくちょっかいを出したりする

ということが何回も重なると、神経質なワンちゃんや、臆病なワンちゃんは、

噛みつきに出てしまうことがあるんです。

 

 

 

このように①~④という問題行動を防ぐためにも、

安心できる場所、すなわちハウスが必要なんですね。

 

 

緊急時 【ハウストレーニングの必要性】

緊急時のためにも、ハウストレーニングはとても大切です。

 

 

何かの都合や旅行などで、数日犬を預けなくてはならない時や、

病気やけがで動物病院に入院になった時は、

特にハウストレーニングをしておくことが大切です。

 

 

ペットホテルや動物病院に預けるということは、

 

・知らない人がお世話をする

・知らない環境で生活する

・他のワンちゃんや動物がいる

 

という、とてもストレスのかかる環境で、生活することになります。

 

 

それにプラスして、ハウストレーニングをしていないと、

「慣れないハウスでの生活」というストレスもさらに加わって

犬は、いっぱいいっぱいになってしまいます。

 

 

けれど、ハウストレーニングがしてあれば、

上の3つのストレスがあっても、

安心して休める場所があるので、ストレスは軽減されます。

 

 

ハウストレーニングがしてあるか、してないかで、

緊急時のストレスが軽減するか、さらに加わるかという

大きな違いが出てくるんですね。

 

 

災害時 【ハウストレーニングの必要性】

災害時の時のためにも、ハウストレーニングは大切です。

 

 

災害時は、犬と飼い主さんが、一緒に生活できないことも考えられます。

もし避難所で一緒に過ごすことが許されても、

その中で放し飼いにしておくということは、ほとんど無理でしょう。

 

 

さらに、初めての場所での生活、多くの人と一緒に過ごす生活に

なるかもしれないので、ストレスは相当のものです。

 

 

なので、少しでもストレスを減らすためにも、

また、周りの人に迷惑をかけないようにするためにも

ハウストレーニングはとても大切になります。

 

 

 

このように、

・健康と睡眠

・しつけとの関係

・問題行動

・緊急時

・災害時

の観点から、ハウストレーニングの必要性が分かっていただければと思います。

 

 

ちなみに、ハウストレーニングは、何歳からでもできます。

10歳を過ぎていても、十分可能です。

 

 

愛犬の精神と肉体的な健康のため、もしもの時のために、

ハウストレーニングをしていきましょう。

 

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■本日のまとめ

ハウストレーニングは、愛犬のために大切なことです。 

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コメントは4件です

  1. bongo より:


    こんばんは!
    今回もフムフムと納得してしまいました
    まいかい勉強になりますよ!

    • のあお より:


      bongoさん、こんばんわ。

      いつもありがとうございます。

      嬉しいコメントありがとうございます。
      これからの更新の励みになります。

      じつは、こういう記事を書くと、自分の勉強にもなるんです。

  2. けん より:


    6歳のポメ飼っています。
    今まで実家で2匹で飼ってましたが今の家に連れてきてハウストレーニングをしたいと考えています。今の段階はハウスを心地よい場所と思ってないように吠えたりします。
    ハウストレーニングの仕方を教えてください。

    • のあお より:


      けんさん、こんばんは。

      ハウストレーニングの方法ですが、他の教材等の関係から、ネタばれになってしまう可能性がありますので、詳しく説明できないことをご了承ください。

      ざっくり説明しますと、ポメちゃんがハウスに入るようになってきましたら、食事(おやつ)や寝る時、休憩時などは全てハウスの中とすると自然とハウスを心地よい場所と認識しますよ。

      間違っても、罰でハウスに閉じ込めるということは行なわないでくださいね。

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